Perlの基本


基本的な記述方法

Perl言語もまた、特別怪奇な記述法は存在せず各言語同様の概念で記述できます
PerlはまずC言語と同様のお約束命令単体の終わりにセミコロン[ ; ]をつけるというのがあります
初心者の方は、意外と付け忘れやすいので注意してください

また、命令とその命令のオプションなどの間には空白(スペース)を入れなくてはいけません
つまり画面に文字を出すプリント命令ならば

print value

といった記述になります

それではさっそく、数字を画面に出力するようなプログラムを作って見ましょう
	print 100;
以上です。これだけでもコマンドラインから実行すれば 100 と単純に出力されるはずです
ずばり、それは貴方が作ったプログラムどうりにコンピュータが実行したという結果です


基本算術

次に基本的なプログラムでの算術について勉強しましょう
コンピュータは計算が得意なので、この分野は非常に大切です
さっそくコンピュータに計算させて、その結果を画面に出力してみましょう
	print 5+5*5;
演算子(+とか*とか)の優先順位は基本的に数学と同様です
ただしコンピュータでは

乗算演算子は×ではなくて*
除算演算子は÷ではなくて/

を用いるのが基本です。覚えてください(あらゆる言語に共通しています)


文字列を扱う

では、次に文字列の出力のやりかたを知りましょう
ここで大切なのは文字列と数値の区別をしっかりとできるかということです
以下の2つのプログラムを実行してください

	print 5+5*5;

	print "5+5*5";
上のプログラムは例によって計算結果30を出力します
しかし下のプログラムは" "で囲まれた内容を文字列として扱い結果としてそのまま5+5*5を出力します

このようにして文字列はダブルクォーテーションで囲むというのがプログラミングの世界では基本です

次に、このような文字列が何行も続くような表現をするときには改行できなければいけません
その他にもtabを入れたいとか、文字列の中でダブルクォーテーションを表現したい時などがあります
このような場合はエスケープシーケンスという特殊な記号を使います

	print "夜よ負けんなよ\n";
	print "朝に負けんなよ\n\n";
	print "THE YELLOW MONKEY \t Perl\n\n";
	print "イエローモンキーもPerl言語のファンなんですねぇ(ちがうって…)";
文字列の中に含まれている \ 記号がエスケープ文字となります
それぞれの効果については以下の表を参照してください

記号効果
\n改行、復帰
\r同じ行の先頭に戻る
\t水平タブ
\bバックスペース
\f改ページ
\&&を出力
\\\を表示
\'シングルクォーテーション(')を表示
\"ダブルクォーテーション(")を表示
\$$を表示
\@@を表示
\x以降2桁の16進数文字コードを出力


コメント

長いスクリプトを書くと、当然作業は数日、下手すれば数年かかります
そのようなことになると、後半で最初のほう書いた部分が何をしているのかわかりずらくなります
以前書いたスクリプトが何をしているのか、すっかり忘れたりしてしまうと大変ですね

そこで、プログラムの実行とは何の関係もないコメントをソース上に記しておくことができます
コメントは#を用います。#以降、その行はコメントとして扱われます
ただし、print "#コメント"; とした場合#は文字列として扱われます。注意してください



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