1次元配列
配列宣言
プログラミングにおいて、変数の扱いは非常に重要です
今回は変数の配列 (Array)について取り上げましょう
配列はC言語プログラミングで、最も楽しい部分のひとつですよ☆
配列は同じ型の同じ変数名で、複数の記憶領域を確保するものです
これらの変数リストの数はプログラマが自由に指定することができま、それぞれの配列の値を要素といいます
ここではもっともシンプルな配列、1次元配列を作成しましょう
型 変数名 [サイズ]
サイズ意外は、普段の変数の宣言と何ら変わりはありません
サイズとは、配列の個数です
たとえば int ary[2] とすると、int型のary配列変数が作成され、その配列はary[0]とary[1]という領域を持ちます
ary[1]の1番などの要素番号の指定を添え字(インデックス)といいます
C言語の配列は0番から数えます
宣言のときに指定した数は個数なのです
int ary[2]で実際に作成される配列は0番と1番の2つであることを忘れないで下さいね
添え字には必ず括弧 [ ] で囲みます
宣言された配列には、各要素に通常の変数同様に代入や参照を行なえます
アクセスには添え字を用いて要素を指定します
#include <stdio.h>
int main()
{
int ary[3];
ary[0] = 10;
ary[1] = 100;
ary[2] = 1000;
printf("%d\n%d\n%d", ary[0] , ary[1] , ary[2]);
return 0;
}
配列aryを宣言し、各要素に数を代入してそれを出力するプログラムです
それぞれの要素は以下のようになっています
このように配列を組めば、同種のデータを一連のリストとして扱うことができます
もちろん算術演算も通常どおり可能です
#include <stdio.h>
int main()
{
int ary[3];
ary[0] = 10;
ary[1] = 100;
ary[2] = 1000;
printf("%d" , ary[0] + ary[1] + ary[2]);
return 0;
}
また、添え字は定数だけでなく変数で指定することも可能です
これによって、forステートメントなどで制御したりユーザーに指定させたりすることができます
#include <stdio.h>
int main()
{
int ary[3];
int count;
for(count = 0 ; count <= 2 ; count++) {
ary[count] = 10 * (count + 1);
printf("%d\n",ary[count]);
}
return 0;
}
配列要素の内容を上書きすることも通常の変数同様に可能です
配列の値が固定されるようなことはありません