行の追加
新しい行を指定する
データベースの表に、新しいデータを SQL から追加することができます
表の属性に対して新しいデータを指定することは、新しい行を追加するということです
新しい行の追加は INSERT 文を用います
INSERT [INTO] 表名 VALUES(value[ , ...])
INSERT に続く INTO は省略可能です
習慣的に INTO をつけることもありますが、SQL99 では意味のあるものではありません
表名には、行を追加する対象の表を指定します
その後、VALUES に続いて括弧 ( ) のなかに各列の値を指定します
列の左から順に、列のデータ型に適応する値を指定しなければなりません
列が複数ある場合、各値はカンマ , で区切ります
INSERT Politician VALUES(
'小泉純一郎' , 'male' , '自由民主党'
);
+------------+------+------------+
| Name | Sex | Party |
+------------+------+------------+
| 小泉純一郎 | male | 自由民主党 |
+------------+------+------------+
これは、前回作成した表に新しい行を追加した例です
INSERT 文を指定して、VALUES の直後にエンティティの属性を指定しています
それぞれ、列に左から順の属性値となるため、結果は見てのとおりです
表に、新しい行が追加されていることがわかります