&実体名; と記述します
そうすると、指定した実体名の置換えテキストを文書のその場に挿入するでしょう
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<!DOCTYPE object [
<!ENTITY KITTY "Kitty on your lap">
<!ELEMENT object (#PCDATA)>
]>
<object>
&KITTY; : &KITTY;
</object>
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サンプルを見れば、実体参照が置換え文字に変換されていることがわかります
実体は、単純に文字列を文書に貼りつけるだけであり、それ以外の制限はありません
実体にタグなどを含め、それを文書でタグとして扱わせることも可能です
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<!DOCTYPE object [
<!ENTITY KITTY "<title>Kitty on your lap</title>">
<!ELEMENT object (title)>
<!ELEMENT title (#PCDATA)>
]>
<object>
&KITTY;
</object>
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この文書は、妥当な文書です
&Kitty; 実体参照が、DTD の実体をその位置に置き換えるため
XML パーサは <title> タグを認識するでしょう
さらに、内部一般実体では次のようなことも可能としています
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<!DOCTYPE object [
<!ENTITY TARUTO "Magical nyan nyan TARUTO">
<!ENTITY KITTY "Kitty on your lap : &TARUTO;">
<!ELEMENT object (#PCDATA)>
]>
<object>
&KITTY;
</object>
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実体 KITTY は、実体 TARUTO を含んでいます
TARUTO を単独で参照できる事はもちろんのこと、KITTY を参照すると
KITTY から、さらに TARUTO が参照され、最終的に文書内容の一部となります
ただし、実体型の実体に依存する場合、それらは巡回してはなりません
上の文書の場合、実体 TARUTO のテキストが KITTY を参照した場合、循環してしまいます