画像の表示
画像のハンドル
RealPix で画像をストリームする場合も RealText と考え方は同じですが
RealPix と RealText はまったく異なるタグを用います
RealPix も RealText 同様に、テキストエディタでマーク付けを行って画像に意味付けをします
RealPix の拡張子は、一般に *.rp として保存します
RealPix のルート要素は imfl 要素です
必ず、全ての RealPix 文書は、この要素から始まり
全ての他の要素は、このルート要素の子要素として記述しなければなりません
imfl には、特に属性はありません
RealPix の基本的な情報は head 要素を用いて表現します
head 要素には、基本情報となる様々な属性を指定できます
まず、必ず指定しなければならない必須属性から説明しましょう
このストリーミングに用いる初期ウィンドウサイズを width と height 属性で指定します
これらの属性に指定する値は、ピクセル単位で指定します
timeformat には、このストリーミングで用いる時間計式を指定します
時間の指定方法は、ミリ秒単位か dd:hh:mm:ss.xyz 方式かのどちらかです
dd:hh:mm:ss.xyz という指定方法であれば、RealText の時間指定方式と互換になります
通常は timeout="dd:hh:mm:ss.xyz" と指定します
これは、RealText 互換で、ss のみが必須で指定しなければならないフィールドです
02:05 とすれば2分5秒を表し、10 とだけ指定すれば、10秒であることを表します
このストリーミング全体の再生時間は duration 属性に指定します
時間の指定は timeformat で指定した方式で行います
残るの必須属性は bitrate 属性です
この属性は、プレゼンテーションで消費される最大帯域幅を指定します
12Kbps の場合は 12000 と指定します
帯域幅はユーザーが、ネットワークから画像をストリーミングする時に用いられるもので
このプレゼンテーションがスタンドアロンで用いられる場合は無視されます
帯域幅は、対象のユーザーのネットワーク回線速度で適切なものを指定します
回線速度 | 推奨ビットレート
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---|
14.4 Kbps モデム | 10 Kbps
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28.8 Kbps モデム | 20 Kbps
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56.0 Kbps モデム | 34 Kbps
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56.0 Kbps ISDN | 45 Kbps
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112 Kbps デュアル ISDN | 80 Kbps
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さて、head 要素で基本情報を示したなら、次に用いる画像を指定します
プレゼンテーションで用いる画像は image 要素で指定します
image 要素の name 属性で画像ファイルを指定します
ストリーミングに用いれる画像形式は JPEG、GIF、PNG のいずれかです
そして name で指定した画像に handle 属性で番号をつけます
この後、画像に関連付けられたハンドルを用いて操作対象を指定するためです
image 要素を指定しても画像は表示されません
この要素は、使う画像ファイルに固有のハンドルを与えるための要素です
実際の処理は、ハンドルを用いて他のタグを用いて表示させたりします
画像のフェードインは fadein 要素を用います
この要素は、指定したハンドルの画像を、開始時間から指定秒間でフェードインします
画像の指定には target 要素を用いて、画像のハンドルを指定します
そして、start 属性でフェードインを開始する時間を
duration にフ処理終了までのフェードイン持続時間を指定します
例えば、start に 5、duration に 3 を指定すれば、5 秒目から処理を開始し 3 秒間持続させます
このプレゼンテーションは、5 秒目から 8 秒目まで、徐々に画像を表示するでしょう
さて、これが基本的な RealPix 文書の骨格となります
<imfl>
<head
width="400" height="200"
timeformat="dd:hh:mm:ss.xyz"
duration="10"
bitrate="34000"
/>
<image name="test1.jpg" handle="1" />
<fadein target="1" start="2" duration="2"/>
</imfl>
サンプルを見る
このプレゼンテーションは、開始2秒目から画像をフェードインします
徐々に画像が表示されていくという演出は、まさに基本中の基本でしょう
image 要素で test1.jpg という画像ファイルにハンドル番号 1 を与えています
そして fadein 要素の target 属性では、この 1 番のハンドルを操作していることがわかります
つまり、fadein 要素は test1.jpg を対象に処理を行うということです