Coud タグ リファレンス


タグ 仕様

tag:
[tagName tagArgsList]
InputCharacters
InputCharacters:
InputCharacter
InputCharacters InputCharacter
tagName:
Identifier
tagArgsList:
args
args , tagArgsList
args:
Identifier
StringLiteral
IntegerLiteral
BooleanLiteral
Identifier:
IdentiferStart
IdentiferStart IdentifierChars but not BooleanLiteral
IdentiferStart:
_
Alphabet
IdentifierChars:
IdentifierChar
IdentifierChars IdentifierChar
IdentifierChar:
IdentiferStart
Digit
Alphabet:
a, b, c, d, e, f, g, h, i, j, k, l, m, n, o, p, q, r, s, t, u, v, w, x, y, z
A, B, C, D, E, F, G, H, I, J, K, L, M, N, O, P, Q, R, S, T, U, V, W, Z, Y, Z
Digit:
0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9
HexDigit:
0, 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9, A, B, C, D, E, F, a, b, c, d, e, f
StringLiteral:
"StringText"
StringText:
StringCharacter
StringText StringCharacter
StringCharacter:
InputCharacter but not " or \
EscapeSequence
EscapeSequence:
\n
\t
InputCharacter:
任意の文字
IntegerLiteral:
Digit
0xHexDigits
0XHexDigits
BooleanLiteral:
true
false
Comment:
; InputCharacters LineTerminator

タグ リファレンス

システム制御タグ
タグ名 解説
l クリックを待機する
p 改ページする
tw すべてのトランザクション処理が終了するのを待機する
end 処理を中断します
goto 指定したラベルに処理を移動する
label 指定したラベルを宣言する
save 保存ポイントを更新します
var 変数を宣言し、指定した値で初期化する
free 指定した変数を解放する

レイヤ制御タグ
image イメージファイルを描画する
copy レイヤの内容を別のレイヤに描画する
cls レイヤを指定色で塗りつぶす
mcls マスクをクリアする
mask マスクにイメージを転送する
maskEnable マスクを有効にする
pos レイヤの相対座標を変更する
visible レイヤの可視性を変更する
opaque レイヤの透明度を変更する
createLayer 新しいレイヤを生成する
deleteLayer レイヤを削除します
link レイヤを指定したラベルに対してリンクさせる
unlink リンク状態のレイヤのリンクを解除する

グローバル属性タグ
タグ名 解説
color 現在の色を設定する
font 現在のフォントを設定する
delay テキストの表示スピードを設定する
turn トランザクションを登録順に処理するかどうかを設定する
omit トランザクションが省略可能かどうかを設定する

レイヤ選択タグ
タグ名 解説
into レイヤに入る
back 親レイヤに戻る
move サブレイヤのインデックスを交換する
cm 操作対象メッセージレイヤを選択する

トランザクション関連タグ
タグ名 解説
msg 操作対象メッセージレイヤにメッセージを表示する
text レイヤにテキストを表示する
feed 透明度を徐々に変更する

メディア関連タグ
タグ名 解説
mci MCI コマンド文字列を送信する
play 指定したファイルを再生する
pause 再生中の音楽を一時停止する
stop 再生中の音楽を停止してデータを解放する


[l]

ユーザーから明示的な入力が確認できるまでスクリプトを待機します。

[p]

操作対象に選択されているカレントメッセージレイヤのテキストをクリアします。

[tw]

すべてのトランザクション処理が終了するのを待機します。Coud が何らかのアニメーションオブジェクトを保有している場合、処理が終了するまでコードをこの地点で待機させます。

[end]

スクリプトを終了させます。リンク設定された選択肢を表示してユーザーからの入力を待つ場合などにも利用します。

[goto str]

指定したラベルまでコードを移動します。id に指定する識別子は label タグで宣言された識別子でなければなりません。

  1. str : ジャンプ先のラベル。

[label str]

ラベルを宣言します。宣言したラベルは goto タグや link タグでジャンプする場所として利用することができます。

  1. str : 宣言するラベル

[save]

最新の保存ポイントを宣言します。Coud に対してユーザーからデータ保存の要求があった場合、最後にこのタグが実行された地点で保存されます。

[var id, int]

新しい変数を宣言し、初期値で変数に値を設定します。既存の変数の場合は、初期値で上書きします。

  1. id : 宣言する変数名
  2. int : 変数を初期化する値。

[free id]

指定した変数を削除します。削除された変数はメモリ空間から開放されます。

  1. id : メモリから解放する変数

[image int1, str, int2, int3]
[image int1, str, int2, int3, int4, int5]
[image int1, str, int2, int3, int4, int5, int6, int7, int8, int9]

イメージを指定したレイヤに描画します。

  1. int1 : レイヤインデックス
  2. str : 読み込むイメージファイルのパス
  3. int2 : イメージを貼り付ける X 座標
  4. int3 : イメージを貼り付ける Y 座標
  5. int4 : イメージの幅(省略可能)
  6. int5 : イメージの高さ(省略可能)
  7. int6 : 元画像の X 座標(省略可能)
  8. int7 : 元画像の Y 座標(省略可能)
  9. int8 : 元画像の幅(省略可能)
  10. int9 : 元画像の高さ(省略可能)

[copy int1, int2]
[copy int1, int2, int3, int4]
[copy int1, str, int2, int3, int4, int5, int6]
[copy int1, str, int2, int3, int4, int5, int6, int7, int8, int9, int10]

ソースレイヤの内容をディスティネーションレイヤに複製します。座標やサイズの引数を省略した場合は座標 (0 , 0) からデフォルトのサイズが適用されます。幅や高さに対して 0 を指定した場合もレイヤ全体のサイズが指定されたものと認識されます。

  1. int1: ディスティネーションレイヤのインデックス
  2. int2 : ソースレイヤのインデックス
  3. int3 : ディスティネーションレイヤに描画する X 座標(省略可能)
  4. int4 : ディスティネーションレイヤに描画する Y 座標(省略可能)
  5. int5 : ディスティネーションレイヤに描画する幅(省略可能)
  6. int6 : ディスティネーションレイヤに描画する高さ(省略可能)
  7. int7 : ソースレイヤの複製するイメージの X 座標(省略可能)
  8. int8 : ソースレイヤの複製するイメージの Y 座標(省略可能)
  9. int9 : ソースレイヤの複製するイメージの幅(省略可能)
  10. int10 : ソースレイヤの複製するイメージの高さ(省略可能)

[cls int1, int2]

指定したレイヤを指定した色でクリアします。

  1. int1 : レイヤインデックス
  2. int2 : RGB形式の色

[mcls int]

マスク情報をクリアします。

  1. int : レイヤインデックス

[mask int, str]

指定したレイヤのマスクに、イメージファイルを転送します。

  1. int : レイヤインデックス
  2. str : ファイルパス

[maskEnable int , bool]

指定したレイヤのマスク情報を有効にするかどうかを指定します。

  1. int : レイヤインデックス
  2. bool : true ならばマスクが有効、そうでなければマスクは無効

[pos int1, int2, int3, int4]

指定したレイヤの座標を変更します。

  1. int1 : レイヤインデックス
  2. int2 : ミリ秒単位の移動速度。0 ならば瞬時に移動。そうでなければアニメーションオブジェクトとして移動する。
  3. int3 : X 座標
  4. int4 : Y 座標

[visible int, bool]

レイヤの可視性を設定します。

  1. int : レイヤインデックス
  2. bool : true ならレイヤを表示する。そうでなければレイヤを非表示にする

[opaque int1, int2]

レイヤの不透明度を設定します。

  1. int1 : レイヤインデックス
  2. int2 : 0 〜 255 までの不透明度。0 であれば透明、255 であれば不透明となる。

[createLayer int1, int2]
[createLayer str, int1, int2]

カレントレイヤの末尾にサブレイヤを追加します。

  1. str : 指定したプラグインからレイヤを作成する。省略した場合はシステムデフォルトのレイヤ。
  2. int1 : レイヤの幅
  3. int2 : レイヤの高さ

[deleteLayer int]

指定したレイヤを削除します。

  1. int : レイヤインデックス

[link int , str2]

指定したレイヤを指定したラベルに対してリンクさせます。ユーザーがキーボードやマウスの入力でレイヤを選択すると、指定したラベルに制御が移動します。

  1. int : レイヤインデックス
  2. str2 : リンク対象のラベル

[unlink]

すべてのレイヤのリンクを解除します。

[color int]

現在の色を設定します。テキストはこの色を用いて表示されます。

  1. int : RGB形式の色

[font str, int1, bool1, bool2]

現在のフォントを設定します。テキストはこのフォントを用いて表示されます。

  1. str : フォント名
  2. int1 : フォントサイズ
  3. bool1 : true ならば太字
  4. bool2 : true ならば斜体

[delay int]

テキスト表示速度を設定します。

  1. int : ミリ秒単位の 1 文字を表示する速度。0 ならば瞬時。

[turn bool]

トランザクション処理をキューとして順番に実行するか、全てを同時に実行するかを設定します。順番に実行される場合、最初に追加されたアニメーションオブジェクトから、配列の先頭にあるオブジェクトだけが実行対象となります。先頭のアニメーションオブジェクトが処理を終了して破棄された時点で、次のオブジェクトが実行対象となります。

  1. bool : true なら順番に実行する

[omit bool]

トランザクション処理が省略可能かどうかを設定します。省略可能である場合は、左クリックや Enter キーによるユーザーからの入力で処理を終了させることができます。

  1. bool : true なら省略可能

[into int]

指定したサブレイヤをカレントレイヤにします。

  1. int : レイヤインデックス

[back]

親レイヤをカレントレイヤにします。

[move int1, int2]

指定したサブレイヤを別のインデックスに移します。レイヤを移動した場合、元々そのインデックスに配置されていたレイヤインデックスは加算されます。スワッピングではありません。

例えば、3 番レイヤを 1 番レイヤに移動した場合、従来の 1 番レイヤは 2 番に、2 番レイヤは 3 番になります。

  1. int1 : 移動元レイヤインデックス
  2. int2 : 移動先レイヤインデックス

[cm int1]

メッセージ出力対象のレイヤを設定します。メッセージテキストは常にこのレイヤに送られます。

  1. int1 : 対象のメッセージレイヤインデックス

[msg str]

設定されているメッセージレイヤにテキストを出力します。msg タグは特殊なタグで、タグ以外の場所で発見されらあらゆる文字列は自動的に msg タグであると解釈されます。msg タグを使う場合は、[ や ] 文字など、タグの外で使えない特殊文字を使う場合のみでよいでしょう。

  1. str : 出力するテキスト文字列

[text int1, str, int2, int3]

指定したレイヤの指定した座標にテキストを表示します。

  1. int1 : レイヤインデックス
  2. str : 出力文字列
  3. int2 : X 座標
  4. int3 : Y 座標

[feed int1, int2, int3]

レイヤの不透明度を徐々に変更するアニメーションオブジェクトをトランザクションに追加します。例えば、現在の不透明度が 100 で目標不透明度が 200 の場合、int2 に 500 を指定したとすれば 500 ミリ秒かけて 100 から 200 まで不透明度を移行させます。

  1. int1 : レイヤインデックス
  2. int2 : ミリ秒単位の時間。
  3. int3 : 目標不透明度

[mci str]

Windows MCI に MCI コマンドをそのまま送信します。

  1. str : MCI コマンド文字列

[play int]
[play int, str, bool]

指定したインデックスを管理番号として指定したメディアを再生します。Coud では 0 番から 16 番までの管理番号でメディアを管理します。

  1. int : 0 から 16 番までのチャンネル
  2. str : 再生するメディアファイル
  3. bool : true ならループ再生

[pause int]

指定したインデックスのメディアを一時停止します。

  1. int : 0 から 16 番までのチャンネル

[stop int]

指定したインデックスのメディアを破棄します。

  1. int : 0 から 16 番までのチャンネル。