混合内容


文字データと子要素の共有

これまでの宣言方法では、要素は子要素、または解析対象文字データを含みましたが
これらの同時に含むことのできる要素を宣言することも可能です
解析対象文字データと子要素を含む宣言を混合内容と呼びます

ただし、解析対象文字データと子要素を含むことができる要素は
文書に強制できる大幅に限定されてしまい、構造化ができなくなります
解析対象文字データが含まれる場合、子要素の名前だけしか指定できません
子要素の出現順序や、各子要素の出現回数などを指定することはできなくなります
<?xml version="1.0" encoding="UTF-8" standalone="yes"?>
<!DOCTYPE object [
	<!ELEMENT object (document)>
	<!ELEMENT document (#PCDATA | text)*>
	<!ELEMENT text (#PCDATA)>
]>

<object>
	<document>
		Kitty on your lap
		<text>Tokyo mew mew</text>
	</document>
</object>
この文書の document 要素は、文字データを直接指定することも可能ですし
または、text 子要素を指定することも可能です

混合内容を記述する場合は、常に子のような形になり
混合内容にカンマ、疑問符、プラス記号を指定することができず
常に #PCDATA と要素を縦バーで区切った形で宣言することになるでしょう



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