ノート


要素のテキスト情報

静的構造図に特化した仕様ではなく 図式全体としての定義なのですが
メタモデル構成要素内のテキスト情報を表す手段が存在します

例えば、設計者が明示的にメソッド本体のプログラムコードを開発に指定したり
あるいは、メソッドやクラスが守るべき制約を開発者に通知したい場合
やはり、設計図のどこかに詳しい詳細を記述する必要があります
方法のひとつとしては、新しいオプション区画に記述する方法があります

しかし、文章を独立させてより確実に説明させる方法として
ノートと呼ばれるシンボルを使うことが推奨されます
ノートは、制約やメソッド本体、タグ付き値、その他の文字列を表現できます
もしくは、注釈としての役割を持ちます

ノートは、右上隅が折り曲げられた矩形図と定義されています
内部には要素に関連付けられた意味のあるテキストが一般ですが
必要であれば、文字情報の代わりに画像を使うこともあります



上の図は、単純な注釈型のノートです
右上が折り曲げられていることが確認できます

ノートは、これに関連したゼロ個以上の要素と破線で結ばれます



このように、破線でノートを結びつけ、要素を説明することができます
属性や、操作の詳細を開発者に伝える手段のひとつとなるでしょう
しかし、設計の段階で具現化させすぎないように注意する必要があります
開発者に任せられる部分は任せ、設計図は抽象化を志す必要があります



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