JAVAとは?


Write Once Run Anywhere

JAVA言語は、Sun Microsystems社が 1991 年に家電製品用のソフトウェア作成のために作った言語です
家電製品である以上、基盤の異なる多種多様な環境で動かなくてはならないという課題がありました
こうして、どこでも動くプログラム言語「JAVA」は登場しましたが、当初は家電製品用言語なので注目は浴びませんでした
その最中でWWWの大流行が始まり、現代も続くインターネットの普及が幕開けたのです

インターネットの普及で、多くの開発者に課せられたのがどこでも動くプログラムの存在でした
WWWでは、WindowsやMacなどの異なるOSや異なるCPUが同じファイルを見ることになります
当然ブラウザもIEやNNなど、異なるソフトで観覧されることになります

こうして、「どこでも動く」が売りだったJAVA言語が注目を浴びてWWWで大活躍をすることになりました
このJAVAの方針を Write Once Run Anywhere (一度作成すれば、どこでも実行できる)といいます


JAVAプログラム

JAVA言語は、先ほど紹介したようにWWWの流行によって注目された言語です
そのため、JAVA言語が最大の実力を発揮できる場所はインターネットともいえます

しかし、当然JAVAはプログラム言語なので「アプリケーション」も作成できます
基本的に等講座で作るのはアプリケーションです
このアプリケーションはJAVAの翻訳機である Java Virtual Machine (JVM) で直接実行されます

JAVAプログラム実行の流れ

.java(ソースファイル) -コンパイル-> .class(バイトコード) -インタプリンタ-> JVM -機械語-> 実行

それに対してアプレットと呼ばれるJAVAプログラムも存在します
アプレットはブラウザに組み込まれているJVMがJAVAプログラムを実行させるので、WWWで動かすことが可能です
アプレットはアプリケーションと違い、実行にWebブラウザを必要とします


JDKをインストールする

JAVA言語を作成して実行するにはJDKが必要です
他にも開発環境はありますが、多くのJAVAプログラマはJDKを使用しています
もちろんこの講座もJDKをインストールしている環境のユーザーを対象としているので、ぜひJDKをダウンロードして下さい

JDKはJAVA関係の本などの付属CDなどからも手に入れることができます
なにせJDKは無償で配布されています
Sun Microsystems のサイトからダウンロードしてください

ダウンロードが終わったら、手順に従ってインストールしてください
JDKはコンパイルをコマンドラインから行ないます
(各種OS、環境の方法で、JDKをインストールしたディレクトリのbinディレクトリへパスを通してください)

コマンドラインが、DOSが大嫌いだという方はフリーの
GUI上でのコンパイルサポートソフトなどを探すと良いでしょう

大容量ですが無料提供の高度な総合開発環境も存在します


Javaを学ぶ

実は多くのJava言語の解説書や、インターネットの入門講座などは
入門者はJavaの初心者であるが、プログラムの初心者ではないというのが前提です

「まったくの初心者でも安心して読める」という文句が書いた解説書もありそうですが
筆者の経験上、まったくの初心者がJava言語の本質的理解を求めるのは無理があります
とくに、オブジェクトプログラムに関してはポインタやメモリの概念が必要でしょう
同時に、Java の実行形態はクラスファイルを VM が読み込む特殊な形であるために
開発や実行、配布には OS の知識も必要となります

Java言語は単体の命令はほとんど使わずに
多くはクラスやオブジェクト、メソッドを使ったプログラムです
そのためJava言語の受講者はC++言語の経験が望まれます
クラスの理解がなくとも、最低限構造体とメモリに関する基礎知識はあるべきです

この講座も、できるかぎりまったくの初心者でも理解できるように努力しますが
ある程度プログラムに関して、とくに C言語 の知識が前提となって記述する部分があります
ご了承下さい



戻る次のページへ