bool型


ブーリアン

C言語プログラマの方で、独自のboolean型を作成した人も多いと思いますが
C++では、真か偽を格納するbool型が標準でサポートされています

C++のif文などの判定も、C言語同様に整数で表すこともできますが
真か偽の格納のみを目的として変数の作成には bool 型が適していると言えます
ただしsizeof(bool)が返す値は保証されません
内部の実装はコンパイラによって異なります

bool型変数には、C++で追加されている予約語の true 及び false いずれかを代入します
trueは0以外の値、falseは0を意味します
(C++のbool型はC言語との互換性のため、Javaのboolean型ほど独立はしていない)

また、C++のbool型は整数型と関係しているためインクリメントするとtrueになる特徴があります
ただしデクリメント -- の動作は保証されません
#include <iostream>
using namespace std;

int main() {
	bool b1 = true , b2 = false , b3 = 0;
	if (b1 && (b2 || ++b3)) cout << "Kitty on your lap";
	return 0;
}
bool型変数を出力するなどをすれば、内部動作が理解できるはずです


bool declarators

整数型の true または false を格納する変数を宣言します
Microsoft Visual C++ では、古いバージョンと現行のコンパイラでサイズが異なっています
Visual C++ 5.0 以下のバージョンでは int 型と同サイズですが、現在では1バイトです

declarators - 変数名を指定します

true

bool型変数が持つ値の一つ、真を表します

false

bool型変数が持つ値の一つ、偽を表します



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